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元ネタ「地神に追われた陰陽師の話」より、追ってはいけない獲物もある

時事・その他
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昔はスピリチュアルな部分が生活に密着してましたが、しかし、そのまま解釈していいのかしら?と、少し疑問に思える内容でした。

地神:ファン
大納言:男
陰陽師:マネージャー

と振り分けてみました、これに決めるまで色々考えて書き出すまでの方が時間かかりましたね、大量のメモ用紙とゴミがでました(;^_^A。

元ネタは「今昔物語」、勝手に解釈!今で考えて見たらこうなりました。

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地神に追われた陰陽師の話より

追ってはいけない獲物もある

男はやっと実感を得ていた。

男は俳優になるぞと心に決めてから鳴かず飛ばず、細々となんとか端役を掴みながら夢をつなでいる状態だったのが、やっと名前のある役に受かるようになり、ポスターに顔も出るようになった。
初めてポスター用の写真を撮った時は浮かれて地に足が付かなったほどだ。
わずかながらファンレターも来るようになり、気持ちも前向きなっていた。

そんな時に申し込んだ映画の準主役のオーディションに受かった、もう人生ここで終わるんじゃないかと逆に怖くなるほどのラッキーを掴んだ。

「やりきろう、自分の精一杯の力で!」

男は前向きに頑張った、そのおかげか監督にはたくさん叱られたがなんとか走り抜けることができた、その結果は新人賞だった。
映画が大作であり、スタッフが一流だったおかげでの結果かもしれない、だが自分はその運に乗ることができた、マネージャーと二人、涙を流しながら居酒屋で小さなお祝いをするのだった。

「おめでとう、苦労が実を結んだね!私も一緒にがんばってきて嬉しいよ!」

「ありがとう御座います、ほぼ運だとは思ってますが、運だけにならないようこれからも頑張っていきたいです。」

二人は男が事務所に登録してから何年も一緒だった、まったく売れないときからマネージャーは「この子なら」と言う気持ちがあったのでその勘に間違いはなかったと心の底から喜んだ
授賞式よりも受賞パーティーよりも美味しい1杯に感じられた、貧乏からの成り上がりである、いきなり良いお酒を出されてもわからない、居酒屋の1杯に心地良さを覚える。

「この1杯のお酒の味を忘れないでね、きっとこの味が君の支えになる、これを忘れて潰れていった人たちを私はたくさん見てきたよ。」

「初心忘れべからずってやつですね、肝に銘じます、あぁ美味しいなぁ。」

個室だった為か気持ちが緩んでいた、いつもなら財布のお金を頭に置きながら頼むツマミも今日は気にしない、だってお祝いなのだから。

「………、さて、気持ちよく飲んでたけど、こりゃちょこっとマズいな。」

マネージャーが突然顔を引き締めた。

「どうしたんです?もっと飲んでくださいよ、今日は僕ら二人のお祝いなんですから!」

男はマネージャーのしかめっ面を気にせずお酒を進める、しかしマネージャーは軽く手を振り辞退する。

「私はここまでにするよ、どうやら帰りの心配が出てしまったからね。」

男は首をかしげる、帰り?タクシー呼んで帰るだけでは?何を心配しているのかわからなかった。

マネージャーはスマホを取り出し何やらフリックしていく、だんだんと眉間のしわが深くなるようだ。

「SNSで我々がこのお店にいることが出回ってますね。」

まさか、と思ったが事実なのだろう、帽子を目深にかぶっていつも着ない服を着てお店に来るまで誰かに気が付かれた様子は感じられなかった。
マネージャーもいつもはスーツだが完全私服である、なんならわけのわからないキャラクターの絵のダサ・・・、へん・・・、えっと、個性あふれるパーカーを着ていたのでいつもとはまったく異なる。

「ファンが集まってますね、流石今上り調子の俳優と言うべきか、ばれやがってコンチクショウと言うべきか悩みますが、流石うちの売れっ子(予定)と言っておきましょう、さてと…。」

マネージャーは立ち上がり部屋から出ないようにと言い置き自分は出て行った、荷物があるので自分だけ帰ったと言う事はなさそうだ、長い付き合いで親友と言ってもいい間柄である、見捨てるなんてことは・・・・見捨てたら祟ってやる。

「話を付けてきました、事務所の人間が来ますので服を交換してここを抜け出します、お店にも話してきてお会計の事も安心してもらってますので。」

「そうか、良かった…てっきり・・・、いや本当にありがとう。」

マネージャーがニッコリと微笑んだ。

「こういう時にマネージャーの腕が試されますから、あなたが思うように見捨てて逃げたりしませんよ。」

ばれてーら。

20分も待つと事務所の若い子が二人来た、体格が似てるあたりちゃんと人選してるんだなーっと感心。

服を着替え適当に時間をやり過ごしてから店を出た、二人は上手くいったと内心ほっとしながら大通りを歩く。

「このまま駅まで出てタクシーで帰りましょう、もう少し祝いたかったですねが今度ですね。」

マネージャーは周りに目を光らせながら歩く、だがふっと立ち止まった。

「視線を感じます、そして、、、、何か叫んでますね、走りましょう。」

男の腕を掴み走り始めた、どうやら向かっているのは駅地下らしい、エスカレーターには乗らずに階段を転げ落ちるように走った。

「マ、マネージャー、ゼェゼェ、まわり…、気配…、ゲホゲホッ。」

男も何かしら感じたのか息も絶え絶えに伝えようとする。

「はい、、、ぜぇぜぇ、まだ追ってきてますね、あの店に入りますよ!」

マネージャーは近くに合ったスポーツ用品店へと入った、急遽2個の帽子を買い、被っていたのはお店に頼んで処分してくれと頼んだが、サインして欲しい、もらっていいかと言われたので背に腹は代えられなかったので男にサインをさせお店に飾る許可を出した。
無事お店の裏から出してもらい駅にたどり着くことができた。

「今回は私の失態もありますね、お店を出る時にタクシーの手配をするべきでした、あなたの人気を甘く見てましたね。」

「俺も……、人気はありがたいけど追われるのは怖いね。」

タクシーに乗り込みボソボソと話す二人。

「これからも外出には目を気にした方がいいでしょう、彼女がいないのはわかってますが、女性関係も気を付けて下さいね、ここまで一気に人気がでるとは…、がんばって稼ぎましょうね!」

最後はもうやけである。

「彼女いないのなんでしってるんだよ…、でも気を付けます、やっと軌道に乗り始めてそれで消えた人多いから。」

「はい、お願いします、次の映画中盤の舞台挨拶の帰りが心配ですね、車の手配はしますが必ず私から離れないようにお願いします、私には貴方を守る義務がありますので。」

硬い感じに言ってはいるが長い付き合いの二人である、自然と腕をぶつけあって笑った。

映画も大入りで順調に2回目の舞台挨拶の日がやってきた、家から車で来たので何事もなく映画館に入ることが出来、挨拶も無事大御所のアドリブに振り回されつつも楽しく終えることが出来た。

舞台を降りるとマネージャーが気合の入った顔で男を迎える。

「さぁ、今日はこれから事務所で雑誌の取材を受けます、無事に戻りますよ!」

男の人気は本物でたびたびファンの子達の特攻を受けていたので、男も自然と顔が引き締まった。

周りには洗礼みたいなものだ、そのうち人気と共に落ち着くから、と言われがた何か飲み込めない、人気が落ち着いたらどうなるんだ?と頭をかしげる。

「さぁ、駐車場へ、行きますよ!」

もうこれから何か戦いに挑むような表情である、ファンはありがたい、でもファン子と何かあったら自分が終わる、ファンの子に怪我もさせるわけにはいかない、男はちゃんとファンも大事にする気はあったのだ。

駐車場で車に乗り込もうとするとフェンスの向こうでファン子が手を振り何か叫んでくれている。

男は笑顔で手を振り車に乗り込んだ。

「あ~、やっぱりか、車を用意して来ているファンがいますね、なんとか撒きます。」

運転はマネージャーである、男は最近までお金が無かったので免許も取れていなかったのだ。

車は走り続けた、どこまで追ってくる車が3台あったからだ。

「マネージャー、事務所に入ってしまえばもう追えないんじゃ?」

男は疑問を口に出す。

「ええ、中は追ってきませんね、中は。」

「あ…。」

そうか、問題はその後か、家に帰れなくなる、男の家はマンションではあったがセキュリティーは程々で侵入が可能であった、家がバレれば家にも乗り込んでくるかもしれない。

「今度の給料が出たら俺引っ越すよ、セキュリティーのいいところに。」

「そうして下さい、資金が厳しければ事務所からも出しますからいい処に引っ越してくださいね、内見は私も行きます。」

「事務所のお金はいいっす、これ以上の馬車馬モードは勘弁です。」

「そうですか、金利で縛れると思ったんですがね。」

「笑えません、その返事。」

緊張と苛立ちからか無駄に会話が弾む、どうしても1台が振り切れずとうとう高速に乗ってしまった。

車線を何度か変え、何度も高速を降りたり乗ったりしてようやく巻いた時は映画館を出てから3時間と少しがすぎていた、取材どころじゃない、事務所にも戻れていない。

しかたなくSAに入り無料Wi-Fiを利用しながらテレビ電話での取材をうけた、そして顛末も話したことにより今回の追いかけっこも記事になることになった、記者さんも待たされて最初はイライラしていたが話していくうちに一昔前にあったような事が今でもあるとは、面白い記事になりそうだ~、と最後はホクホク顔で取材を終わらせてくれた。

「なんとかなりましたね、ガソリン入れて帰りましょう、もう空っぽに近いです。」

マネージャーの顔には疲労感がぬぐえなかった、男は運転が出来ないので申し訳なさそうではあったが、どうしようもなかった。

「とにかくセキュリティです、準備無しにトラブルは防げません、事務所としても積極的に口を出していきます、もうこんなドライブ勘弁です。」

マネージャーの目は座っていた、今回の記事が出れば多少は問題になり大きな行動を起こす子も減るだろう、いつだってなんだって反対勢力とは発生するもの、きっと抑える側の人間も増えるだろう。

「オツカレサマデス…。」

「ふぅ、結果としてなんとかなりましたが今回の事は恩に着て欲しいです、さぁ明日からも馬車馬のようにがんばりましょうね、私の給料とボナースを精一杯上げて下さい!」

明るく言ってるようだが声が低くその座っている目では反論も出来なかった、昔も、今も、そしてこれからお世話になるマネージャーである、大人しくしておくのが吉だろう。

「ガンバリマス。」

あぁ、車の椅子が固く感じる…。

その後①
女「いやぁ!なんであの日、車で追いかけたのが私って身バレしてるの!?ちょっと追いかけただけなのに!」
不特定多数「チョロイチョロイ。」

その後②
マネージャー「うお、Wi-Fi使ったはずなのに私のギガが!!!!!!、何か間違えたのね、トホホ。」
男「マネさん機械弱いっすよね。」
マネー-ジャー「働け(怒)。」

その後③
女1「〇〇って映画に出てた××さんよかった~。」
女2「××さんって▼□あたりに住んでるらしいよ!」
女1「今度行ってみる?会えたりして!」
女2「いいね~。次の日曜日にウロウロしてみようよ~。」

男「ヘキチッ!」
マネージャー「風邪ですか?働ける程度にひいてくださいね。」
男「ヒドッ!」

その後④
男「そう言えば先日着ていた妙な絵のパーカーって何かのキャラですか?」
マネージャー「変?」
男「サメにウサギの耳が描いてあった、ダ……、ゆるい?やつです。」
マネージャー「ダサイって言おうとした!?あれは最近出てきてるウササメですよ、サメなのに海藻しか食べないラブリーなサメって3分アニメ知らないんですか!?」
男「サメってなんだろう…。」

感想

置き換えて感がてみる、それが題材ですが、一番最初に思いついたのは、

地神:民
大納言:代官or豪農
陰陽師:侍従or下男

だとわかりやすいな~と思いました、税が重かったり扱いが悪かったりして謀反?一揆?クーデター?と考えるとありえるな~っと、酷い目にあった人たちの配役を神にして後世に残せば遺恨も少ないと考えたとか?そして助けることが出来たのは自分のお陰だと強めに言う陰陽師、これは後々の後押し、口添え、など下心だったと思うと。それは今も昔もかわらんね!(`・ω・´)b、と納得できました。

なので一番最初は、

地神:ヤクザor国税局
大納言:バカ
陰陽師:バカを利用できるちょっとだけ小賢しい人

みたいなこと考えてたのですが、重い!怖い!短くできない!の三重苦となりあきらめたのが上記です(笑)。

1個だけ妙なこだわりを持って書きました、マネージャーが男でも女でも読めるように、読む人のイメージで作り変えられるように!です、どちらに感じられたのか教えてもらたら嬉しいです。

その後もなんかクセになりました、最初は本文にいれると無駄に長くなるけど本当は入れたかった部分~っと書いてたのですが、今は書きながら「あ!後でこれをその後にしよう!」と逆の立場になってます、基本私が書いてて楽しければいいです!!!!

りっくう
りっくう

最後までお読みいただきありがとう御座いました。

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りっくう
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最後までお読みいただきありがとう御座いました。

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